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モラハラ夫の正体は、鬼?それとも物の怪?リビングの惨状~離婚までの経緯21


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「離婚までの経緯」の前回の記事で、母にまでモラハラの刃をむいた元夫に向かって、


「出て行ってください!!」


と告げたところまでをお話しました。



10数年もの長い間、元夫の前ではただビクビクして言いなりだった私が、初めて口に出した激しい言葉。



「出て行ってください。」



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最初は声が詰まり気味で、しかもボリュームも小さかったので、元夫はちょっと怪訝な表情をしただけに見えました。きっと、よく聞き取れなかったのでしょう。


私はもう一度、お腹に力を込めて、大きな声でハッキリと言いました。


「出て行ってください!!」と。



それまでにも、何度も言いたくて仕方なかったひと言です。


ただ、これまでにただの一度も元夫に歯向かったことのない私には、その言葉を聞いた元夫のリアクションが想像できませんでした。


どうなるかわからないことほど、怖いものはありません。


その怖さゆえ、言いたい言葉を何度も飲み込んできたのです。


でも、このときの私には、「自分の大切な人を守る!」という強い使命感がありました。


大切な母をことあるごとに傷つける元夫の言動は、私の中に激しい憎悪を生み出し、その憎悪が私の言動に「はずみ」をつけてくれたのです。



2度めの「出て行ってください!!」の言葉は、ハッキリと元夫の耳に届いていました。


その証拠に元夫は、仁王立ちのままブルブルと握った拳を震わせていたのです。顔を真っ赤に上気させ、昔よりかなり広くなった額には、静脈が何本も浮き上がっていました。


その形相は、まるで赤鬼か、あるいは人の形をした物の怪のようで、まともに直視できないほど怖かったです。


これまでじかに暴力を振るわれたことはなかったけれど、このときばかりは「殴られるっ!!」と、私は思わず目をつぶって身構えていました。


1秒…2秒…3秒、どのくらい経ったでしょうか。


リビングの床が地鳴りするほどの衝撃音に、ギョッとして目を開けた私は、そこに信じられないものを見たのです。


大型テレビが、床の上にうつ伏せに倒れているのです


その周辺には、パネルかボディの一部が割れたのであろう板状の破片、金属製の部品、本体につながったままのケーブルと引きちぎられたケーブルなどが散乱。テレビの上部の角が、フローリングにめり込んでいました。


テレビ台の下部のガラス扉にも、割れた何かが跳ね返ったらしく、大きなヒビが入っています。リモコンは、はるか彼方に転がっていました。


そのテレビは、私たちがこの家に引っ越してきたとき、当時はまだ元気だった父が、孫達への引っ越し&入学祝いだと言って贈ってくれたものでした。



あまりの惨状に声も出せず、ただ立ちすくむ私。


その横をすり抜けようとした元夫が、一瞬チラッと横目で私を見たのです。


それは、この世のものとは思えぬほど、残忍で陰惨なこと極まりない目でした。



私は、「殴られるかもしれない!」と覚悟した先ほどまでの怖さとは質の違う、もっとおぞましくて得体のしれない恐怖を覚えたのです。



どこからか「カチ、カチ、カチッ」と、小刻みに妙な音が聞こえてきました。


「何?」


何とそれは、恐怖に震えて歯の根が合わなくなった、私自身の歯の音だったのです。


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