ホーム離婚までの経緯シリーズ ≫ 帰宅したわが家は、まるで嵐が去ったあとのような状況~離婚までの経緯7

帰宅したわが家は、まるで嵐が去ったあとのような状況~離婚までの経緯7


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入院していても、元夫の怒りの声はハッキリと聞こえてくるような気がしました。


「家族のために単身赴任でがんばっているというのに、帰宅時にいつも留守とは何ごとだ!」


「むしろ入院したいほど疲労しているのは自分のほうだ!」


おそらくそんな風に激昂していたことでしょう。


もし、家にいる2人の息子に当たり散らしていたらどうしよう?攻撃の矛先が、私のかわりに家事をしに来てくれている母に向かっていたらどうしよう?


そう思うと心配でたまらないけれど、元夫の帰っている自宅に戻ることを考えただけで、あの死ぬほど苦しい症状が襲ってくるのをどうしても止められなかったのです。


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秋も深まったある月曜日。


私が病院から帰宅してみると、引きちぎられて半分だけぶら下がったリビングのカーテンが、いきなり目に飛び込んできました。


キッチンの床の隅には、新聞紙の上に割れた茶碗やコップの残骸がうず高くまとめられていて、和室の襖と塗り壁には、こぶし大の穴が空いていました。


それらは私にとって、もうすでに何百回も見慣れた光景です。だから、さほど驚きもしません。


息子たちも私と同様で慣れっこです。嵐のあとの片付けもお手のもの。割れた食器類を新聞紙の上に寄せ集めてくれたのは、おそらく2人の息子のうちのどちらかでしょう。


食器の欠片がその辺にまだ落ちているかも知れないので、私は掃除機をかけようと思いたちました。


ところが、掃除機が入っている収納庫のドアが開きません。


よく見るとドアが内側にめり込んで、蝶番の一部が取れて床に落ちています。湾曲したドアは、押しても引いても、もはやピクリとも動きませんでした。


ハハハッ 


これも元夫の仕業に違いありません。おそらく足で思い切りドアを蹴飛ばしたのでしょう。




元夫は、少しでも気に入らないことがあったり、イライラしたりすると、手当たり次第に物を壊したり投げつけたり、ドアや襖などの建具を大きな音で思い切り開閉したり、そんなふうに破壊行動に出る人でした。


怒りや憎しみ、不満、焦燥感、劣等感、そういう「負の感情」を物にあたることで、表現&解消していたのだろうと思います。


さらに元夫は、物を破壊したり建具を乱暴に開け閉めしたりという動的な破壊行動以外にも、独特の習癖を持っていたのです。


それは、物品にあたる動的な破壊行動に対して、静的な破壊行動と言えるものでした。そして目には見えず静かに潜行する破壊エネルギーの標的は、常にこの私でした。


物に当たり散らす暴力的な破壊行動、他者の心身を確実に崩壊に追い込む陰湿かつ冷酷な言動、そして奇異なまでに屈折し歪曲した人格、元夫のこれら全ての特徴がピッタリと合致するもの。


それこそが、ここ数年でかなり周知されるようになった「モラルハラスメント」だったのです。


幸い私は、人間としての尊厳を根こそぎ失う寸前で、そこから脱出することができました。


もし、あのまま元夫のモラルハラスメントの餌食であり続けたとしたら…。


今ごろ私は、本当の意味で生きてはいなかったかも知れません。



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コメント

Re: タイトルなし

> 望さま

ご訪問ありがとうございました。


自らがモラハラの被害に遭っていることを自覚してからの方が、そうと知らずに虐げられていた日々よりもずっと辛いものかも知れません。それでも、被害者の人には、自分の状況をぜひ自覚してもらいたいと願っています。

でも、あの日々があったからこそ、今の静かで穏やかな生活がいかに幸せかを強く実感することができるのだとも思います。


どうぞ、またお立ち寄り下さいね。

花音(かのん) | 2015.05.01 17:15 | URL


モラルハラスメントの被害者方には
お会いしたことがありませんでした。

家族を含めて全員が被害者になってたのでしょうね。

また事実をしかっりと受け止めるためにも
訪問させていただきます。

望 | 2015.04.29 16:41 | URL














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