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予想外の展開で、夫の単身赴任が決定~離婚までの経緯3


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「はい、わかりました!」


元夫の口から、まさかそんな言葉が出るとは?!


私の涙は、一瞬にして止まりました。もしかしたら、ポカンッと口も開けていたのではないかと思います。そのくらいビックリしたのです。万にひとつもありえないことでしたから。


なぜ元夫は、私の実家に引っ越すことを了承したか?



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元夫の真意がハッキリとわかったのは、この日の3年後。


正式に離婚することになってはじめて、「あぁ、だからあのときYESと答えたんだ。」と、私はまざまざと知ることになるのです。


ともかくあのときは、元夫の真意がどこにあるかなんて考えもしませんでした。ただ、どうかこのまま元夫の気が変わりませんようにと、ひたすら祈るばかり。


あとで聞いたことですが、母はこのときすでにハッキリわかっていたそうです。元夫がどうして、私の実家に引っ越すことをあんなにもあっさりと快諾したのかを。(年の功かな


まぁ、3年後の成り行きはまた改めて書くことにして、もう一度、元夫の東京転勤が決まった直後に話を戻します。


思いがけない元夫の賛成を得て、驚きの余り黙ったままでいる私に、父は改めてこう言いました。


「花音、うちに帰っておいでね。」


目尻にいっぱいシワを寄せた父らしい笑顔。そのとなりには、さらに優しい母の笑顔。並んだ2人の笑顔を見ながら、私の中には言い知れない安堵感が湧いてきました。


でも、同時に心の奥底の方から、例えようのないほど不気味でイヤな予感も立ち上ってきたのです。


私は、結婚以来ずっと、元夫の言動に抑圧され、翻弄され、自分の心の平静をギリギリのところで保って来ました。


だから本能的にというか今までの経験則から、「あの夫が、私の身の上に良いことや嬉しいことをもたらすはずは絶対にない!」という確信があったのだと思います。


でも、うまく言葉に出来ない奇妙な感情を何とか押し込めて、父と母に嬉しさだけを伝えました。とにかく今は、ありがたいこの事実にだけ目を向けようと、自分に言い聞かせながら。


父がポツンといいました。


「何か食べるものある?」


そうでした!!


家族の食事がちょうど終わったところに両親が到着して、そのまま本題にはいったので、父も母も夕飯を食べていなかったのです。


その夜のメニューはクリームシチュー。鍋にまだ少しだけ残っていました。それでいいと言うので、温めなおして出すと、2人とも「美味しい、美味しい」と言って平らげてくれて…


それが切なくて、私はせっかく泣きやんだのにまた泣きそうでした。


だって、美味しいわけがないのです。


お金があまりないから、その日に限らずわが家のメニューはいつも「安物素材」ばかりを使っていました。


その日のシチューだって、お肉はほとんど入っていないし、ルーだって業務スーパーでセールになっていた聞いたことないようなメーカーのもの。


その上、そんなシチューでも、食べ盛りの2人の息子たちがさんざん食べた残りなので、量が少ししかありません。そこに牛乳を入れてカサ増ししたものなのです。


だから、美味しくないことは私がいちばん知っています。


でも、美味しい、美味しいと無理して言ってくれる父と母に、本当の台所事情は言えません。泣き事の代わりに「当たり前やん♪私が作ってんから!」と、自慢気に言い返したのです。


牛乳で薄くなった不味いクリームシチューを食べる両親と、転居前後の手続きや息子たちの学校のこと、引っ越しのスケジュール、そんなことを夜更けまで話しました。


いつになくほのぼのと幸せでした。ほんのひとときだけで消えてしまう幸せだったけれど。



次の日は日曜日。本当なら両親をどこかに連れていってあげたかったけど、私は日曜もパートの仕事があって急には休めません。

同じ県内に母の実家があるので、来たついでに寄ってみるという両親を最寄り駅まで送って、私はそのまま仕事場に向かったのです。


興奮状態のような夕べの心境に比べたら、多少は落ち着いていましたが、今度は2人の息子がどんな気持ちでいるのかが新たに心配になってきていました。


2人には、ゆうべのうちにこの度の話の流れは伝えてあったし、朝ごはんのときに「今夜、ゆっくり話そうね。」と予告したときの雰囲気も悪くなかったのです。

でも、それぞれに難しい年頃だし、特に上の子は高校進学が目前。それでなくてもナーバスな時期なので、かなり心配になります。

「おじいちゃんちに引っ越すこと、2人は何て言うかなぁ~。」と、その夜の家族会議のことが気になって、この日はパートの仕事中ずっと上の空でした。


そして、いよいよ夜になり、、、





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