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「あさが来た」のヒロインあさと夫 新次郎は理想の夫婦。みごとな対比の構図が面白さのポイント


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3日ぶりの更新です。(毎日マメに更新している売れっ子俳優を見習え、自分!)

実は2日前、鬼作業で酷使した直後、いきなりPCが壊れるというアクシデント勃発!

詳しい人に診てもらったら、結局マズイのはキーボードだと判明。急きょキーボードのみを交換して、3日ぶりにブログ再開の運びとなりました


再開第一弾のメニューは、久々のドラマレビューです。


ドラマレビューと言っても、お得意のイケメン賛美とかそういうのじゃありませんよ


テーマは、「朝ドラ『あさが来た』は、結婚の意義を問うケーススタディ」ということで、いつものレビューよりちょっと高尚(笑)


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なんでどす?という疑問が世の中を変える


「あさが来た」のヒロインは、波瑠ちゃん演じる「あさ」という、幕末から明治、大正という激動の時代をたくましく生き抜いた女性。

モデルとなったのは、加島銀行の設立を始め、大同生命の創業や日本女子大学校の創立などに尽力した広岡浅子さんです。


波瑠ちゃんの朝ドラヒロイン決定にエールを贈る記事を書いています♪よかったらこちらもどうぞ→「波瑠ちゃん、朝ドラヒロイン決定おめでとう」


ストーリーは、今で言う「女性起業家」の先駆者ともいうべき、ヒロインの生涯を軸に展開。そして同時に、ヒロインを取り巻く複数の夫婦と家族の人間模様が、丁寧に描かれています。


現在、6週目に入ったところですが、ここまで一日たりとも見逃せない、そんな気にさせる面白さで進行中です。


あさは、世の中の仕組みや商いのあり方に対して、常に「なんでどす?」と、興味を示し疑問を投げかけ続けます。


このあさの口ぐせ、「なんでどす?」について、第2回の放送で祖父の忠政(林 与一さん)が言ったセリフがとても印象的でした。


「何でや?と思う人間がな、世の中を変えて行くんや。誰に口つままれようと後ろ指さされようと、前を向いて進みなさい」


この言葉は、パイオニアと呼ばれる人の本質を表すと同時に、あさの未来を提示しているのではないかと、私は感じたのです。


まぁ、兎にも角にも好奇心旺盛なあさ。


「なんでどす?」を連発しながら、次々と「新しい朝」に向かって突き進んでいきます。その旺盛過ぎる好奇心は、度々トラブルの火種となるのですが、それがこのドラマの面白さの原点と言えるでしょう。


散りばめられた対比を楽しむドラマ


そして、この「あさが来た」を面白くしている、もうひとつの大きな要素。それは、登場人物の相関図が、みごとな対比構造になっていることだと思います。


まず主軸となる対比は、Wヒロインの位置づけにある、あさ(波瑠さん)とはつ(宮﨑あおいさん)の姉妹です。


手のつけられないお転婆で、思ったことを言い、やりたいことをやる、そんな妹のあさ。それに対して、おとなしくておしとやか、女性らしいキメ細やかさにあふれる反面、何でも我慢してしまう姉のはつ。


あさが叱られてばかりの「あかん子」だとするなら、はつは誰もが認める「自慢の娘」というわけです。


ところが皮肉なことに、ドラマでははつばかりに不運や不幸が続いています。どうやらこの姉妹は、キャラクター設定の対比だけでなく、その身の上さえも対比させながら、物語は進んで行くようです。


そして、姉妹それぞれの夫も、見事なまでの対比になっています。


あさの夫の新次郎(玉木宏さん)が、明るくて愛想は良いけれど(さらにお面もよろしい、笑)ふらふら遊び歩く頼りない趣味人なら、はつの夫の惣兵衛(柄本 佑さん)は、心に闇を抱えたクールで危険な香り漂うヒールキャラ。


この2組の夫婦がどんな人生を歩んで行くのか、その対比こそがドラマの大きな見どころのひとつなのでしょう。


あとは、姉妹の嫁ぎ先である、加野屋と山王寺屋も、明暗を分けての対比そのもの。


両家の当主夫婦もまた、対比のサンプルとして上手に描き分けられています。


大店の当主としてお家大事の舅・正吉(近藤正臣さん)と、顔で笑って意外にしたたかな姑のよの(風吹ジュンさん)という組み合わせの加野屋夫婦。

一方は、番頭から入婿になった愛想良しの栄達(辰巳 琢郎さん)と、老舗のお嬢様育ちで山よりプライドの高い菊(萬田久子さん)という組み合わせの山王寺屋夫婦。


姑2人の「イケズの質と種類」の対比にも注目です。


老若取り混ぜて、どの夫婦も全く違うタイプなので、「結婚とは?」「夫婦とは?」のケーススタディとして観れば、またさらに興味深いと思います。


そうそう、忘れてはならない対比がもうひと組ありましたね。


新次郎と対比される、薩摩藩士から新政府の官吏となる五代友厚(ディーンフジオカさん)

あさを巡るこのトライアングルは、今後どんなふうに進展するのか、そこもまた見逃せません。


あさと新次郎に見る理想の夫婦像


こんな具合に何から何までが、対比の構図になっているこのドラマ。

そこには、「あなたはどちらが好き?」とか、「お宅の夫婦はどちらに近い?」とか、「あなた自身はどちらのタイプ?」とか、視聴者に質問提起をする企みが込められているように思います。


観ている側は、気づかぬうちにこのドラママジックにはめられて、益々その魅力に惹き込まれてしまうのです。


企みにハマったついでに提起された問いに答えるとするなら、あさたち姉妹の実家・今井家の当主夫妻みたいなのが、一番オーソドックスな夫婦なんじゃないでしょうか。


でも、自分の離婚の経験値を生かすとすれば、答えは変わります。


言いたいことを言い合ってケンカをしながらも、心の底では互いを認め合い支え合う、そんな新次郎とあさの組み合わせが理想的でしょう。


ドラマの設定とは時代が違いますが、新次郎とあさのような夫婦は、むしろ現代にこそ通じる理想の夫婦なのかも知れません。


まぁ、そこは夫と妻のタイプによって、理想の形は変わってくるとは思います。


ただ、絶対に言えるのは、夫婦は言いたいことを言えるようじゃなきゃダメなんだってこと!


うっぷんや疑い、秘密やわだかまり、そういうものを胸に秘めたままでいると、私のように離婚する羽目にならんとも限りません。


ケンカと仲直りを繰り返すことで、互いの理解を深めて、長い時間をかけて最強のバディになって行く。


それが夫婦でいることの意味であり、結婚することの意義なのだと、離婚してバツイチになった私だからこそわかります。


単なる女実業家のサクセスストーリーではない


女性が表立って働くことが珍しかった時代に事業を興し、さらに教育者としての手腕も発揮したヒロインあさ。


力で切り開く男性とは異なる、女性ならではのしなやかさや柔らかさを生かしたサクセスストーリーが、このドラマのテーマだと思います。


でも、このドラマは、女性実業家の成功や偉業を、讃えるだけのドラマでは決してありません。


縦糸は2組の夫婦の人生の変遷、横糸は美しき姉妹の哀歓、その上に姉妹に関わる人々の人情の機微を絡めながら、織り成す一枚の錦のようなドラマではないでしょうか。


あれ?似たような歌詞の歌がありましたよね?


あっ、中島みゆきの「糸」だ!(笑)


あの歌は、逢うべき糸に出逢えることを人は幸せと呼ぶ、確かそんな歌詞で終わるはず。


まだ序盤の「あさが来た」ですが、この先ヒロインあさとあさを巡る人々が、どんな糸と出逢い、どんな風に幸せを紡いで行くのかがとても楽しみです。


では、今日も良い1日を

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コメント

Twitterですけど…

かぼちゃケーキさんへ

おはようございます。
いつもTwitter&ブログ見てくださって、ありがとうございます。


私もTwitterは全く不慣れなんですよ♪
でも、まぁ、何とかなっていますから、かぼちゃケーキさんもすぐ慣れますって!っていうか、もう全然OKだとお見受けします♪

そうだったんですね。お子様のこと、さぞお辛かったでしょう。親にとって子どもを亡くすことほど辛くて哀しいことはないですものね。お子さんの思い出は、永遠に輝きを失わない唯一無二の宝物ですね。

今のかぼちゃケーキさんが明るくお幸せそうで何よりです。

またお待ちしていますね(*^_^*)/

花音(かのん) | 2015.11.04 11:23 | URL


「あさが来た」私もオンデマンドで観ています。夫婦の対比についての花音さんのお見立て、流石です。私も同感です。

私は初めての子供が障害を持って生を受けました。子育てについて主人と大ゲンカもしました。でも我が子の命を第一に考え、励まし合い一喜一憂しながら過ごした日々が、お互いの理解を深めたのかなぁ…と今は思っています。
二度目の手術後、集中治療室から戻ることなく二歳半で旅だった娘ですが、今でも私の宝物です。
苦労を共有し、協働して乗り越える…という経験は、夫婦に限らず絆を深める一助になるのかなぁ…と。(マネージャーと役者とか(^^;)

ツイッターは、まだまだ慣れなくて皆さんに御無礼しっぱなしです。花音さんのブログ、また遊びに来ますね。

かぼちゃケーキ | 2015.11.04 00:08 | URL














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